カナダの大自然を感じられるジン VALLEY of MOTHER of GOD GINを飲んでみた

この記事の著者

徳留 康矩

徳留 康矩

雪の日に旅先の蕎麦屋で飲んだクラフトジンに魅せられたウェブライター。
温泉好きも手伝って旅先で飲むその土地のお酒が大好き。
旅で見つけた美味しい食材を自宅でお酒のつまみにするのが得意技。

先日、池袋にあるクラフトジン専門BAR COPAIN(コパン)に蒸留所の方が来店されました。
カナダの大自然で育ったボタニカル(原料)を使用したジンを作成しているFOXGLOVE SPIRITS社のファウンダーであるSHELLY PERRYさん(以下、シェリーさん)です。
ご一緒する機会に恵まれましたのでジンについてのインタビューを行いました。

カナダ産ドライジンとメープルウッドスモークジン

VALLEY of MOTHER of GOD GINのプロダクト写真

今回筆者が飲んでみたのはカナダ産の原料で作られたドライジン(左)とメープルウッドのスモークジン(右)

1-1.ドライジン

VALLEY of MOTHER of GOD GINのドライジンのプロダクト画像
画像引用元(https://www.valleyofmotherofgod.ca/canadian-dry-gin)

飲んでみると最初に爽やかな甘み、次にフルーティーな酸味、最後にホッとする後味がきます。アルコール度数も43度と少し低めなので飲みやすさがある印象です。

公式ウェブサイトの解説を読むと下記のように書いてあります。

遠近から集めた 20 種類の植物を使用したクラシックなスタイルのドライ ジンは、さまざまな風味のシンフォニーです。層ごとに、柔らかなジュニパー、リンゴ、クランベリー、黒クルミ、ローズマリーの香りが口の中で広がります。後味は心地よい土っぽさと温かさです。
ヴァレー オブ マザー オブ ゴッド カナディアン ドライ ジンは、水を少し加えてストレートで飲むと、バランスが取れた複雑な味わいが楽しめます。クラシックからコンテンポラリーまで、カクテルに幅広く使えるところが、このジンの個性と洗練さが真に輝くところです。

(引用元 https://www.valleyofmotherofgod.ca/canadian-dry-gin)

どんな時に飲んでもらいたいかシェリーさんに聞いてみたところ”セレブレーション”ということだったのでお祝いごとの時にみんなで囲んで飲むのが良いかもしれません

1-2.メープルウッドスモークジン

VALLEY of MOTHER of GOD GINのメープルウッドスモークジンのプロダクト画像
画像引用元:(https://www.valleyofmotherofgod.ca/maplewood-smoked-juniper)

スモークジンなので樽感があるのですが、メープルの香りも樽の香りもとても上品な味わいです。洗練された味と書くと陳腐な表現になってしまいますが、品を感じました。
公式ウェブサイトでは下記のように書いてあります。

バレー オブ マザー オブ ゴッドのスモーク ジンは、遠くにほのかな木の煙の香りが漂うカエデの森の中を長い散歩をした思い出をよみがえらせる、夢心地な体験です。
完成までに 3 年を要したプロセスで、オタワ バレー産のジュニパーがフォックスグローブ ファームのメープルウッドで手作業で優しく燻製され、その後、当社のオリジナル ドライ ジンにゆっくりと注入されました。 ピーティーなスコッチのように、この上品なバランスのジンは、豊かでありながらほのかに甘いスモークが特徴です。
​静かな洗練さを備えた当社のメープルウッド スモーク ジンは、最も有名なカクテルにふさわしい、カナダならではの頑丈な高級感を表現したジンです。

”(引用元 https://www.valleyofmotherofgod.ca/maplewood-smoked-juniper)”

シェリーさんに聞いてみると、「このジンはイギリスで最高の賞を受賞しました。野生のジュニパーベリーをメープルウッドで燻製し、ジンに注入したんです。」とのこと。

カナダの大自然で作られるジン -育つ畑も広かった-

カナダの大自然の中にあるジンのボタニカルを育てる農場の様子
ジンを育てる農場の様子(公式ウェブサイトよりhttps://www.valleyofmotherofgod.ca/our-journey)

シェリーさんにジンを作っているところがどんなところなのか聞いてみました。

「VALLEY of MOTHER of GOD GINを作っているFOXGLOVE SPIRITS社はカナダのオンタリオという街にあります。オンタリオは五大湖で有名な場所の近くです。
FOXGLOVE SPIRITS社ではジンを作るために60エーカーの広さの土地を管理しているとのこと。(と言われてもイメージがわきづらいと思いますが、1エーカーはサッカー場1面分ぐらいと想像すると広さが伝わるかと思います。)」

ジンに限らずですが作り手さんが何故そのプロダクトを生み出そうと思ったのかは気になるところだったので、シェリーさんがなぜジンを作ろうと思ったのか聞いてみました。

「私達はトロントの北にある農場に住んでおり、ハーブやスパイスを栽培しています。私は食品科学のバックグラウンドを持っており、パートナーはイギリス人で自分の広告代理店を経営しています。私達はお互いの情熱を組み合わせて世界クラスのジンを作りたいと考えていました。」

食品科学のバックグラウンドとパートナーとの情熱。一人ではできなくても掛け算することによりプロダクトを大自然の中で生み出すなんて素敵です。

オンタリオの街そのもののイメージを聞いてみると、「小さなニューヨークみたいな街よ。」とのこと。カナダの中心的な都市であるオンタリオですが、郊外に行くと大自然が広がっています。Wikipediaによれば、そもそもオンタリオという言葉の由来​は”ネイティブのイロコワ族の言葉で、「美しい湖(水)」という意味であり、オンタリオ州には湖がおよそ25万箇所、川は10万キロにわたる。”とありましたので自然の豊かさがいかほどなのかは想像がつくかもしれません。

農場の様子を表したインスタグラムのスクリーンショット
instagramからも自然の豊かな様子が伝わってきます。@valleyofmotherofgodgin

まとめ

カナダの豊かな大自然で作られたジンはとても上品な味がするジンでした。
力強さや雑味というよりも”しなやかさ”のようなものを筆者は感じました。
飲む機会にめぐまれたかたは是非一度お試しください。

BAR COPAINでシェリーさんとジェーニャさんの2ショット写真
ファウンダーのシェリーさん(左)、BAR COPAINのバーテンダージェーニャさん(右)
筆者がBAR COPAINで試飲をしている様子
筆者が試飲している時の様子はinstagramのストーリーで紹介されました。シェリーさんありがとう〜

関連リンク

FOXGLOVE SPIRITS(ウェブサイト)
https://www.valleyofmotherofgod.ca/

Instagram
@valleyofmotherofgodgin