【保存版】クラフトジンの楽しみ方を徹底解説!専門家が選ぶ厳選ジン30選

この記事の著者

浅見 響子

美味しいクラフトジンの魅力を世界に広めたい!という思いでGinYaに参加。
好きな食べ物は焼肉とラーメンと油ぞば、趣味は推し活!2015年から複数のオウンドメディアを運営中。日本で一番のジンメディアを作るぞ〜!

最近おしゃれなバーやレストランで耳にする「クラフトジン」。

噂によるとどうやら今、クラフトジンが大流行中。ウィスキーと同じ蒸留酒でカロリーも低くて飲みやすく、女性人気もうなぎのぼり。

けど実際、クラフトジンって何…?
ウィスキーぐらい流行ってるって本当?どこに行ったら飲めるの?

この記事では、そんな悩めるあなたにクラフトジンのなんたるかから、世界に認められたジンの専門家に聞いた超厳選のクラフトジン、おすすめのジンバーや蒸留所まで全て教えます。美味しいクラフトジンを楽しもう〜!

目次
  1. 世はクラフトジン戦国時代…密かに大流行中の「クラフトジン」に乗り遅れるな!
  2. やっぱりまずはここから!世界に誇る日本製クラフトジン13選
  3. 地域の違いを楽しむのも♪世界の美味しいクラフトジン17選
  4. 実はノンアルのクラフトジンもめちゃくちゃ美味しいぞ〜!
  5. クラフトジン、どうやって飲めば美味しいの〜!?
  6. せっかくならジンに合う食事とつまみで
  7. クラフトジン、どこで楽しむ?
  8. まとめ

世はクラフトジン戦国時代…密かに大流行中の「クラフトジン」に乗り遅れるな!

クラフトジンが世界中で大流行中。時代はウィスキーよりもジン?

ジンというお酒はもともと、オランダで薬として生まれたのがきっかけと言われています。

無色透明なお酒で、アルコール度数は40-50%ほどと非常に高いので、何かで割って飲むことが一般的。

サントリーのHPには、クラフトジンの定義についてこう書かれています。

「クラフトジン」に明確な定義はありませんが、サントリーにおいては「クラフトジン」とは主に、作り手により、原料・製法・産地などに強いこだわりをもってつくられるジンのことです。

実はクラフトジンが世界中で作られるようになってきたのは、2015年頃とかなり最近の話。

職人のこだわりが強く反映されたジンとして、イギリスやアメリカを中心に多く作られるようになりました。

日本では、2004年頃から始まっていたクラフトビールブームも後押ししてクラフトジンブーム真っ只中!

最近居酒屋でもコンビニでもよく見かけるようになったサントリーの翠。
翠はサントリーが日本にジン文化を流行らせようと、2020年に発売したジンです。
狙い通り、ここ数年で翠はメジャーなお酒として身近に普及し、おかげで日本のジンの知名度も爆上がりしました。
その後、アサヒのGINONやキリンのジンソーダ杜の香など缶でも楽しめるジンが発売され、誰でもどこでも気軽にジンが楽しめるようになりました。

翠が開発されるきっかけの1つに、海外でのジン市場拡大があります。
2008年から2018年までの10年間でジン市場は20%も増加しており、国内での可能性に着目したという訳。

それくらい、今世界でジンが流行っているんです。

世界でジンブームが起きた理由は主に2つ。

  • ジンは原材料の自由度が高い
  • ジンはウィスキーに比べて安価

①ジンは原材料の自由度が高い

簡単に説明すると、ジンはベーススピリッツにも、入れるボタニカルにも、材料の規定はありません。
ただ1つ、「ジュニパーベリー」という材料さえ入っていればOK。

ベーススピリッツはテキーラなら竜舌蘭、ラムなら糖蜜と決まっていますが、ジンは大麦でも米でも小麦でも、既に出来上がったワインや焼酎などをベースにしてもOK。

しかも、フレーバーをつけるボタニカルも産地の特色を生かした物を取り入れたりととにかく自由度が高く、作り手のクリエイティブが発揮しやすく、飲みてに好まれる味を表現しやすいお酒なのです。

②ジンはウィスキーに比べて安価

今まさにウィスキーブームが世界的に来ていることは、みなさんご存知の通り。

ただ、そのせいでウィスキーの価格は爆上がり中。。

ウィスキーは熟成に3年以上必要なため、新規で作ろうとすると3年間稼ぎがない…という状態になってしまいます。これも、ウィスキーが高くなる要因の1つ。

そこで、ウィスキーが熟成するまでの間に同じ蒸留設備を使って熟成の必要がない
ジンを作る蒸留所も出て来ました。

また、ジンの単独蒸留所は比較的小規模で1人でやっているところもあります。

資本をかけずに参入しやすいことも、理由の一つ。

作るのも手軽で、値段も手軽。ジンの需要も増えたわけです。

クラフトジンの選び方〜ジンに入っているボタニカルで選ぼう

世界中で普及し、数千種類あると言われているクラフトジン。じゃあどうやって選んだらいいの?
簡単です。

ジンは、言ってしまえば”ジュニパーベリー以外は何を入れてもいいお酒”。

自分が好きなものが入っているものを選べば良いのです。

ジンに入っている原材料のことをボタニカルと呼びます。ボタニカルとは植物や香草をさす言葉。基本的にジンには植物が使われます。

ジンによく使われるボタニカルの種類はざっくりこんな感じ。

ジュニパーベリー

まず、ジンに必ず入っているジュニパーベリー!

セイヨウネズという針葉樹の実で、小さくて丸い黒い実です。ベリーとついてはいるもののブルーベリーやラズベリーなどとは全く違い、香りは木や森、少し薬っぽさも感じる香りです。

フルーツ、シトラス系

りんごやベリーなどのフルーツ、柚子やレモンなどのシトラス系のボタニカルを使ったジンは一般的にジントニックに使われることが多いです。

有名な季の美も柚子やレモンが使われたシトラス系のジン。華やかで甘いカクテルと相性が良いジンになります。

ウッディ、スパイス系

甘くないドライなカクテルが好きな人は、ジンソーダに合うウッディ系やスパイス系のボタニカルがおすすめ。

ウッド系ではヒノキやクロモジ、スパイス系ではコリアンダーやクミンやペッパー、日本で言うと山椒など。

さっぱりしたジンソーダにぴったりなボタニカルです。

ハーブ、フローラル系

ローズマリーやタイムといったハーブやほうじ茶などの茶葉もボタニカルとして使われます。
ハーブ系を使ったジンは力強く個性が強いので、ストレートやロックで飲んでもしっかりとした味と香りを楽しめるジンが多いです。

びっくり変わり種系

しそや昆布はまだまだ序の口。ベーコンやジンギスカンなどのお肉や蟻、蛇など生き物が使われることも…自由なジンの世界を楽しんでみてはいかが!?

やっぱりまずはここから!世界に誇る日本製クラフトジン13選

ここからは悩めるジン初心者に、クラフトジンの専門家がおすすめする「これを飲めば間違いなし!」なおすすめジンをご紹介します。

ジンバーに行けば置いているものも多いはず。気になったらバーテンダーさんに聞いてみよう!

なお、定番すぎるボンベイサファイア、ビーフィーター、タンカレー、ギルビー、翠あたりは割愛しています。(どれも素晴らしいジンだけどね)

季の美 / 京都蒸溜所

誰しもがバーで一度は見たことがあるのでは?というほど流通している季の美。

京都で初となるクラフトジンの蒸留所である京都蒸留所で作られ、ボタニカルの特性に応じて6つのエレメントに分けた浸漬液を別々に蒸溜するという手間のかかる製法を採用しています。

原料にはお米から造る高質なライススピリッツや柚子、レモン、山椒、生姜や玉露などを使用。

「季の美」の開発には惜しみなく時間がかけられており、ボタニカルの調和や京都の土地を語る味わいを造りだしています。
ドライな味わいはもちろん、クリーンで独特なアロマがバランス良く調和する和の「らしさ」に満ちた余韻が味わえるジンです。

SAKURAO(桜尾)ジン / SAKURAO蒸溜所

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ウィスキーも生み出し、100年以上の蒸留技術を受け継ぐ蒸留責任者が厳選された広島産の素材でつくる「SAKURAO GIN」。華やかな香りを生み出すレモン、芳醇な香りの柚子などの柑橘類やヒノキや牡蠣殻、そしてサクラオブルワリーアンドディスティラリー創業の地“桜尾”の象徴である桜をボタニカルとして使用し、豊かなアロマを生み出します。

さらにLIMITEDにおいては、ジュニパーベリーをはじめ17種類すべてのボタニカルを広島産にこだわり、ドライ・ジンの本場イギリスの伝統的な製法で蒸留しています。緑のボトルのオリジナル、ピンクのボトルのリミテッドに加え、白いボトルの「プレミアムフローラルジン」があります。

油津吟 / 京屋酒造

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伝統を重んじながら新たな挑戦を続ける「京屋酒造」発、本格芋焼酎を使用した新感覚の“和製ジン”である油津吟。

ボタニカルとして使われているのは、ジュニパーベリー、柚子、山椒、生姜、きゅうり、ヘベス、日向夏、コリアンダー、グローブの9種類。漆黒のボトルにゆずをイメージさせる「ゆずイエロー」のワックスシールで封をした見た目のインパクトも抜群です。

京屋酒造の看板商品でもある、「甕雫」と「空と風と大地と」を使い、厳選の9種類のボタニカルを融合させています。その名の通り、柚子が香るさっぱりとした味わい。ジントニックなど炭酸で割るとよりおいしさを感じられます。

秋田杉ジン / 秋田県醗酵工業株式会社

秋田杉の葉と、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、アンジェリカルート、オレンジピール、レモンピールという5種類のボタニカルを使用した爽やかな風味が特徴のクラフトジンです。

まるで森林浴をしているような清々しい香りで、知る人ぞ知る「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2021」において栄えある最高金賞を受賞した実力派。

発売の背景には、秋田工業高等専門学校、秋田県立大学、秋田県総合食品研究センター、そして同社による、産学官連携のクラフトジン開発プロジェクトがあります。秋田県の特色を活かし、県を代表する秋田杉の香りを再現したお酒ができないかと、「秋田杉」と「ジン」のクラフトジン開発プロジェクトが発足し、約1年にわたる研究期間を経て生まれました。

FUEKI / 深川蒸留所

東京都江東区深川にある「深川蒸留所」で作られるクラフトジン『FUEKI』。

深川蒸留所は、2023年にできた新しい蒸留所です。深川の理化学用品専門店「リカシツ」と、ジンをはじめとするお酒とスパイスのお店を展開している「NICO」がタッグを組み発足しました。

第一弾となるクラフトジン『FUEKI』は、松尾芭蕉が見出した不易流行の概念を踏襲。変わらぬ素晴らしい事の中に新たな変化を取り入れるというコンセプトになっています。江戸時代に伝来し、世界的にも珍しいツブロ式蒸留器を基にした「ニューツブロ蒸留器」を使用。かつて木材の街として栄えた深川エリアの木材やジュニパーベリー、ショウガといった厳選した様々なボタニカル原料を使用し、香り高い味わいに仕上げています。

クラフト特有の粗さよりも王道な味わいが楽しめるジン。ソーダで割るとより優しい丸みが出ます。

GOTO GIN / 五島つばき蒸溜所

長崎本土より100km離れた五島列島福江島にある「五島つばき蒸留所」で作られているのがGOTO GIN。

椿の花でアロマを包むことを表現したツボミボトルと呼ばれるボトルも特徴的です。

キーボタニカルは島に咲く椿の実で、他にも17種類ものボタニカルをそれぞれ独自に蒸留しています。

蒸留所の裏山から湧き出る天然水を使用し、世界最高峰のメーカー、アーノルドホルスタイン社によるハンドメイドのジン専用蒸留器を使用。椿のタネをモチーフにしたチャンバーを持つ、世界にたったひとつの、GOTOGINのための蒸留器です。

こだわり抜いて作られた「風景のアロマ」を感じさせる味わいは、ゆっくりと香りを楽しめるストレートやロックがおすすめ。

香りを十分に感じたら、ジンソーダにもよく合います。

Blue Rabbit / Blue Rabbit蒸溜所

大田区田園調布の蒸留所で小ロットで作られる「Blue Rabbit」。その名のとおり、ボトルには青いうさぎが描かれています。

鳥獣戯画のうさぎからインスピレーションを得て、常に前進する進歩の象徴であるうさぎと、高品質でユニークでありながら親しみやすいブランドになるようにという願いを込めが込められています。

全てのボトルにはシリアルナンバーが描かれており、スコットランド人のオーナーのこだわりが感じられる特別な一本ですジュニパーと柚子を中心に、レモンやジンジャー、ヒノキや煎茶など英国と日本のボタニカルが詰まった、滑らかでフローラルな味わいです。

様々なカクテルにもよく合うように作られており、中でもジントニックやジンソーダなど、さっぱりした味を生かせる炭酸のカクテルで飲むのがおすすめです。

TL PEARCE TOKYO DRY GIN / TL Pearce蒸留所

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千葉県野田市の蒸留所で作られる”Be Classic!”の合言葉のもと、クラシックスタイルながら洗練された新しいクラフトジン、「トーキョー・ドライ・ジン」。

蒸留者はマイケルとボブの2人で、マイケルは忍者に憧れて日本に来て、いつの間にかジンを作っていたという面白い人。

日本の疫病や魔除けの神様である鍾馗様をモチーフに採用し悪いお酒(Spirits)から人々を守り良いスピリッツだけを作ることをコンセプトにしています。

美しい建造物のような変わったデザインのボトルも注目すべきポイント。

ボタニカルには国産のみかん、ジュニパーベリーをはじめ9種類使用し、ベーススピリッツも国内で生産されています。正統派でありながら洗練された味わいで、カクテルに品を与えるようなバランスの取れた仕上がりになっています。

TOKYO HACHIO GIN(トーキョーハチオウジン) / 東京八王子蒸溜所

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東京八王子にある蒸留所で作られる「トーキョーハチオウジン」は、トロンボーン演奏家でもある代表の中澤さんの音楽的思考と視点が反映された奥深いハーモニーを生み出すようなジン。

国内のジンは原料として焼酎が使われることが多い中、酒質にこだわり欧州から輸入したニュートラルコーンスピリッツを使用しています。

レモンピール、甘夏ピール、ビターオレンジピール、コリアンダーシードなどの12種類のボタニカルをとうもろこし特有の甘い香りが包み込み、まさにオーケストラの指揮者のように全体をまとめています。

クラシックに加えて、甘夏とエルダーフラワーをメインとしたエルダーフラワーもよりライトにジンを楽しめるため飲み比べてみるのもおすすめ。

NOZAWA GIN / 野沢温泉蒸留所

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長野県北信州の野沢温泉村の中心地にある「野沢温泉蒸留所」で作られるNOZAWA GIN。

スキーヤーや温泉を楽しむ人々が集まる小さな街で、大自然が生み出す透き通った美味しい湧水や山で取れる豊富な植物を生かそうと地元の方達の手によって生まれました。

爽やかな味わいが特徴のシグネチャードライジンで、森の中を歩いているような香ばしい香りを楽しめます。

クロモジ・スギ・カキドオシといったウッディなボタニカルを中心に、ジュニパーベリー、杉、レモンが香る後味は、ストレートまたはソーダ割りで素材の味を楽しむのがおすすめ。

シグネチャージンの他、Classic Dry Gin、Iwai Gin、Siso Ginと全く味の異なる種類もあり、こちらも試す価値ありです。

STILLDAM GIN / 楠乃花蒸溜所

佐賀県佐賀市諸富にあり、2020年にスピリッツ製造免許を受けたばかりの新しい蒸留所「楠乃花蒸溜所」で作られるジン。

蒸溜所の名前の由来は、敷地内の楠木に花が咲いていたことから。

原料アルコールをベーススピリッツとしたドライジンとは異なり、清酒麹をつくり、清酒もろみをたて、搾って得られた純米吟醸酒をさらに蒸留した本格純米焼酎を使用しています。

そのためベーススピリッツの個性が強く現れており、他の王道なジンとは一味変わった味わいです。

ボタニカルは武雄産レモングラスなどのハーブ、柑橘類、ごま、のりなど使用している14種類の中から、約半分の7種類は地元佐賀県のものにこだわって使用しています。

赤いラベルのスタンダードはバランスの取れた味わいになっており、白いラベルのリスボンは、鹿島産有機レモン(品種名・リスボン)をキーボタニカルとした爽やかなレモンの香りが特徴です。

THE HERBALIST YASO GIN / 越後薬草蒸留所

創業から47年間、一貫して「健康」をテーマに野草と発酵を組み合わせた商品開発をしていた「越後薬草」から生まれたYASO GIN。

80種類の野草類を原材料とした健康食品を製造する過程で、副産物として生まれたアルコールを原料とした個性的なスピリッツに、ボタニカルを加え再蒸留することで唯一無二の“記憶に残るジン” を作っています。

ベースとなるのは野草を中心に、なんと80種類の原料。“80(やそ)”と“野草”の響きから、「THE HERBALIST YASO」と名付けられています。

香りは「森に実る架空のフルーツ」をイメージしており、フルーティな甘い香りにスパイシーな要素、さらにYASO GINの特徴であるハーバルな香りが鼻に抜けます。飲み方はジントニックがおすすめ!

NUMBER EIGHT GIN(ナンバーエイトジン) / ナンバーエイト蒸留所

サケミライ百貨店
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レストラン屋が手がけるクラフトジンをコンセプトに、みなとみらいにあるニューアメリカンレストラン「QUAYS pacific grill」内のNUMBER EIGHT DISTILLERYで造られるオリジナルのジン。

蒸留所名にちなんで、8種類のボタニカルと吟醸の酒粕焼酎を使用しています。

ブリュワリーとロースタリーを併設していることからホップやコーヒー豆、またお店の人気カクテルであるモヒートで使用しているイエルバブエナ、メキシカンで使うアボカドの種などレストランだからこそ手に入るボタニカルを使っているところが面白いジンです。

最初はふくよかな柔らかさを持つ華やかな香り、飲み進めていくとパワフルな力強さを感じられます。ソーダを注ぐと柑橘系の香りが立ち、さっぱりとしたジンライムなどにもよく合うジンです。

地域の違いを楽しむのも♪世界の美味しいクラフトジン17選

Monkey47(モンキー47) / ブラックフォレスト蒸溜所

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クラフトジンを少し齧ったことのある人なら、一度は耳にしたことがあるのでは?世界有数の蒸留技術と豊かな自然を擁するブラックフォレスト(ドイツ・シュヴァルツヴァルト)に2008年に開設された蒸留所で生まれたプレミアムなジンブランド「Monkey47」は多くのジンフリークに最も愛されるクラフトジン。(知らなかった人も、今日からジンフリークです!)

かつてドイツに移り住んだ英国空軍のモンゴメリー・コリンズ中佐が試行錯誤の上創り出したレシピに魅せられ、洗練と開発を重ね、最高のレシピで作られています。

ブラックフォレスト原産の47種類の珍しいボタニカルを全て手摘みして蒸留し、欧州で最も柔らかくまろやかと言われるブラックフォレストの天然湧き水でブレンドしています。

最高品質の原料をふんだんに使用し、最高の蒸留技術で抽出。古い陶器で熟成して仕上がる極上のジンです。“香水にもしてほしい香り”と評されるほど華やかな香りと、ハーブやフローラルが感じられる複雑な味わいです。

モンキー47ドライ・ジンはクランベリーがよく効いた特徴的な味わいで、トニック、スリング、マティーニ、ギムレットなど様々なカクテルで楽しめます。

COTSWOLDS DRY GIN(コッツウォルズ ドライジン) / コッツウォルズ蒸溜所

イギリスのコツウォルズ蒸留所で作られるコツウォルズドライジンには、選び抜かれた9種類のボタニカルがブレンドされていますが、芳醇な香りを作り出すために、なんと蒸溜ごとにこれらのボタニカルを10kg強(通常のプレミアムロンドンドライジンの約10倍もの量)を使用しています。

ピンクグレープフルーツとライムの皮は手剥きされ、コッツウォルズラベンダーなど最高品質のボタニカルだけが使用されています。

ほとんどのジンは、「マルチショット蒸溜(狙う倍量のボタニカルを蒸溜する)」製法で作られますが、コッツウォルズドライジンは「ワンショット蒸溜(ボタニカルを浸漬した液をまとめて一度に蒸溜する)」製法で純粋なスピリッツが作られます。

こだわり抜かれたボタニカルの芳醇な香りを楽しむためには、オンザロックやジントニックで飲むことをおすすめします。

ワールドワールドジンアワード2016で「ワールドベストロンドンドライジン」に輝くなど、数々の賞も受賞している王道ジンです!

SILENT POOL(サイレントプール) / サイレントプール蒸溜所

ロンドンの南西にあるサイレントプール湖の湖畔に2014年に創業したサイレントプール蒸留所で作られるジン。

この地域は英国で最も美しい田園地帯として知られています。ボトルは太陽の下で輝く湖をイメージした、美しいエメラルドグリーンが世界観を感じます。

24種類ものボタニカルは3段階に分けて使用され、サイレントプール湖の石灰層で濾過された湧き水が使用されたロンドンドライジンです。

ラベンダーやカモミールの香り豊かで香水のようなジンと評され、口に含むとライムやオレンジに蜂蜜が合わさり、コクを感じる味わいです。レモンスカッシュやジントニックなど柑橘系の味を生かしたさっぱりとしたカクテルによく合います。

Hendrick’s Gin(ヘンドリックス ジン) / ウィリアム・グラント&サンズ蒸溜所

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ヘンドリックスは、グレンフィディックやグランツといったウィスキーで有名な家族経営の蒸留会社ウィリアム・グラント&サンズ社の商品です。

蒸留所はスコットランドの南西にあり、ローランド地方の豊かな自然から作られる軟水はヘンドリクスの重要な要素の一つ。

11種類のボタニカルを二つの単式蒸留器を用いる特殊な製法で作られており、さらにキュウリと薔薇のエキスを加えることでユニークな他にはないジンになっています。

キュウリの爽やかな香りと薔薇の華やかさを感じることのできる独特な風味で、キュウリのスライスを添えるカクテルとの相性が抜群です。

おしゃれにデザインされたラベルで見た目も美しく、プロモーショングッズやポスターなどの販促物もユニークでセンスのあるデザインです。

RockRose(ロックローズ) / ダネットベイ蒸溜所

スコットランドの本土最北端のダネット・ベイ・ディスティラーで蒸留され、ハンドメイドで一つ一つ丁寧に作られるプレミアムジン。

地元のボタニカルを使用し、スコットランドの四季折々の自然を再現しています。

ロックローズにはシーズナル・エディションという四季それぞれに合わせた種類があり、文字通り味でも四季を感じることができます!

四季によって色の異なるボトルも素敵。シーズナルエディションを扱うバーは珍しいので、見つけたらぜひ試してみてください。

スタンダードなロックローズジンのボタニカルにはロディオラ・ロゼアやローワンベリー、シーバックソーンなどが主要として使われ、バラやカルダモン、柑橘系が香ります。味わいベリーやフローラルで豊かな風味を感じることができ、ストレートはもちろんジントニック、ジンソーダで味のキレを感じることができるようになっています。

LONE WOLF(ローンウルフ) / ブリュードッグ蒸溜所

2016年に立ち上がったスコットランドのブリュードッグ ディスティリングは珍しい3連のポットスチルや天井を貫く19メートルの60段コラムスチルを使用してスピリッツを製造しています。

ローンウルフのベースは大麦麦芽と小麦麦芽を使用した100%麦芽のウォッカ。

そこに14種類のボタニカルを使用し、しっかりとしたジュニパーベリーの風味と松の葉、レモン、グレープフルーツ、ラベンダー、アクセントにコリアンダーが香るパンチの効いたジンです。

ボトルに描かれた迫力のあるローンウルフが特徴。ピンクグレープフルーツをガーニッシュに使ったジントニックと合わせるのがおすすめです。

他にもカクタス&ライムジンやクラウディレモンジンなど、個性的なラインナップを試してみるのもおすすめ。

FOUR PILLARS(フォーピラーズ) / フォーピラーズ蒸溜所

フォーピラーズは、オーストラリアの南部、ワインの銘醸地として有名なヤバレーに2013年に設立された。社名のフォーピラーズは、ジンの製造に欠かせない「スチル」、「水」、「ボタニカル」、「ジンへの情熱」の4本柱の意味になっていて、ラベルにも4つの点で表されています。

ベーススピリッツは小麦由来で、オーストラリア産がメインのボタニカルが使われています。

フラグシップのレアドライジンは、オレンジが効いたスパイシーな味わいが特徴。オーストラリア産のペッパーベリー・リーフやレモンマートル、有機オレンジなどを含む合計10種。

ニューヨークワールドワイン&スピリッツコンペティションでダブルゴールドを受賞したりと、数々のコンペティションで高い評価を得ています。

スパイシーでドライながら、シナモンやスターアニスの甘みや暖かさも感じられます。おすすめの飲み方はボタニカルも使われているオレンジをガーニッシュに使ったジントニック!

SIPSMITH(シップスミス) / シップスミス蒸溜所

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シップスミスは、クラフトジンの始まりとも言われており、ジンカルチャーが生まれた18-19世紀の伝統的な製法とレシピを守り製造されています。様々な規制でロンドンから小規模なジンが消えてしまって以来、およそ200年ぶりに認可された蒸留所で、その後のクラフトジンブームの立役者となりました。

力強い正統派のロンドン・ドライジンはジンラバーなら絶対に味わって欲しい一本。

上流の過程では、ハートと呼ばれる安定した香味を感じる部分だけを取り出しています。

10種類のボタニカルは綿密に組み合わされ、ジュニパーベリーやアンジェリカの根でスパイシーな辛味と柑橘系の香りを感じたあとはレモンの酸味やオレンジマーマレードから全てのボタニカルが調和したバランスの取れた味わいに。

後味までジュニパーベリーやレモンの香りできりっとドライ。ジントニックやマティーニで飲むと絶妙です。

STIN(スティン) / スティン蒸溜所

オーストラリアで2017年から作られているSTINジン。会社の名前でもあり、商品名でもあるSTINは、製造者兼プロデューサーの2人の生まれ故郷であるStyriaのSTと、GINのINを組み合わせて作られた造語です。

とうもろこしが原料の96度のベーススピリッツに、スティリア産のエルダーフラワーとりんごを中心としたボタニカルをゆっくりと蒸留して作られます。

スティンには28種類ものボタニカルが使用されており、なんと甘さや酸味の異なる 6 種類もの南スティリア産のリンゴが使われています。

ボディは柔らかくフルーティーな味わいで、ジェニパーベリーや柑橘類の爽やかな香りが特徴。

アルコール度数は47%と高めですが、ロックで飲んでも滑らかな口当たりで、フルーツの甘さを感じられるので一度ロックで楽しんでみて。砂糖が使われていないため、ジントニックにする場合は辛口トニック・ウォーターとの相性が良いです。

Bobby’s Gin(ボビーズ ジン) / ボビーズ蒸溜所

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ジュニパーを使ったジン発祥の地、オランダ産ジンの象徴とも言えるスキーダムでハーマンヤンセン社が作るボビー。

1950年に現地で考案されたレシピをアレンジして作られたジンで、ボビーとはそのレシピの考案者であるジャコバス・アルフォンス氏の愛称からとった名前です。

ジュニパー、レモングラス、シナモン、クローヴ、コリアンダー、ローズヒップ、フェンネル、キュベブペッパーといったボタニカルを使用しており、それぞれ別々にライ麦100%のグレーンスピリッツと共にポットスティルで蒸留してブレンドして作られます。

強烈なレモングラスのフレーバーを感じる個性的な風味と味わいで、味や香りの濃いジンを求める方には超絶おすすめしたい一本。

ライムではなく、オレンジスライスとクローブが入ったジントニックで楽しむのがおすすめ。

ワールドスピリッツアワード2016で金賞を受賞した他、あらゆる賞をとっており多くの有名ホテルでも取り扱いもあり世界中で実力が認められています。筆者が一番好きなジンです♪

HARRIS GIN

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ハリス島に吹く風をイメージした、青のグラデーションが美しいボトルのハリスジン。

ハリスツイードなどで有名な、スコットランドのハリス島にあるアイル・オブ・ハリス蒸留所は地元の雇用の創出のため2015年に設立され、島のダイバーが手作業で収穫するシュガーケルプという昆布の一種がキーボタニカルとなっています。

ハリスジンに使われているボタニカルは全部で9種類あり、シュガーケルプの他にはジュニパーベリー、コリアンダー、アンジェリカ・ルート、オリス・ルート、クベバ・ペッパー、ビター・オレンジピール、リコリス、シナモンが使われています。シトラスやフローラルのアロマに混ざって、磯のような海の香りがする特徴的なジンです。

松の実やコリアンダーを感じるドライな味わいで、昆布の味と相性の良いキュウリをガーニッシュに使ったカクテルとも相性抜群。さっぱりと炭酸で楽しむのがおすすめです。

G’vine Floraison / ユーロワインゲート

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フランスのコニャック地方で作られるG VINEは、フランス産の白葡萄を発酵させ、4回蒸留して作られるジン。白葡萄のスピリッツに厳選された9つのボタニカルが溶け込みます。

ジュニパーベリー、クベバベリー、ナツメグ、ライム、ジンジャー・ルート、グリーン・カルダモン、シナモン・カシア・バーク、リコリスにユニ・ブランの花を使用。

グラスに注いだ瞬間にフローラルの香りを感じられる華やかなジンです。

味わいは葡萄がよく効いているためワインにも似ているかも?ワイン好きにもおすすめの一本です。

飲み方は香りや味の華やかさがよく感じられるストレートやロックはもちろん、葡萄の香りを活かしたジントニックやジンソーダといったカクテルにも合います。

CRAZY MONDAY(クレイジーマンデー)

ベルギーのフランダース地方、ピッテム村で蒸留されるプレミアムクラフトジン。

その変わった名前は、7月のバカンスの直前に行われるピッテム村のカーニバル「クレイジーマンデー」からきており、この祭をイメージして作られたジンです。

クレイジーマンデーはバカンスシーズンの到来を祝い、朝までお酒を飲み明かす風習。

森の中で目覚め、森の空気を体いっぱいに吸い込むと、そこから魔法にかかったように柑橘類とハーブの香りが鼻腔を駆け抜け、口の中でとろけ出し、体内に火が灯り、そしてついに蝶々が舞い出す。長年考え抜かれたイメージからレシピが完成したのが月曜日だったことも由来になっています。

ハーブと柑橘が香るシャキッとした味わいで、コリアンダー、カルダモン、ブラックペッパー、ライムの皮などの柑橘類、ブルーベリーなどをボタニカルとして使用しています。

ピンクペッパーやシナモンなどのスパイスを添えたジントニックで味わうのがおすすめ。

TOHI GIN(トヒジン) / TOHI蒸留所

まだ日本ではあまり知名度は高くないが、世界中で様々な賞を受賞する実力派のエストニアのジン。

マスターのパルク氏は自身がジンの大ファンで、親友のマルクス、タムと3人でジンへの愛からTOHIを立ち上げました。

名前の由来は、蒸留所の呼び名であったTohisooから来ていますが、TOO HIGH、日本語では鳥、チェロキー語で平和・バランスなど、様々な意味づけをすることもできます。TOHIは”楽観主義者のジン”。

ボトルにある目盛は満杯か/空かを示しますが、半分減っていても目盛は満杯を指します。

ボトルもネイビーとオレンジが目をひくデザインで、彼らの情熱を感じられるようで思わずワクワクしてしまいます。

その美味しさも本物で、製造にあたってはさまざまな唐辛子、ショウガ、カモミール、コリアンダー、キャベツ、シナモンの樹皮などを試し、最終的にクラウドベリーを中核としてTOHI最初のジンであるクラウドベリーミストが作られました。

様々な華やハーブに続き蜂蜜風味のクラウドベリーが香り、蜂蜜の甘さを残しながらも辛口でスパイシーなエキゾチックな味わい。

氷とトニックとオレンジスライスで仕上げたジントニックがシグネチャーサーブ。あなたも、TOHIでジンに恋してみよう。

Ha’penny Dublin Dry Gin(ハペニー ダブリン ドライジン) / ピアース・ライオンズ蒸溜所

アイルランドのダブリン市、GuinnessSt.ジェームスオープンゲート近くにあるパースライオンズ蒸留所で作られるクラフトジン。

個性が溢れるダブリンで人々を繋ぎ続けてきたダブリンの象徴ともいえるハーペニー橋にインスパイアをうけ誕生したジンです。

ボトルにも橋が描かれており、ジンのボトルとは思えないようなデザイン性の高いラベルも特徴。

ジュニパーベリー、ブラックベリー、タンポポの花、ラベンダー、ゼラニウム、オレンジの皮、レモンの皮、砕いた黒コショウ、アニス、アンジェリカの根、甘草の樹皮、コリアンダー、カシアなど13種類のユニークなボタニカルを使用しており、ほんのりとした柑橘系のフローラルな香りと長く続く甘さが特徴。

水を一滴入れたストレートも良いですが、公式に推奨される飲み方はレモンスライスとミントの小枝を加え、トニックウォーターで割ったジントニックです!

MALFY GIN CON LIMONE(マルフィー ジン コン・リモーネ) / トリノ蒸溜所

¥4,066 (2024/08/30 17:31時点 | Amazon調べ)

イタリアのアマルフィ海岸にインスパイアされたイタリア産のジンマルフィ。

上質なワインやリキュールの生産地としても有名なイタリア北西部の蒸留所で作られています。

レモンをデザインしたクリアなボトルは、ヴェネチアングラスの技法を用いたもの。
美しく海岸の透明感を感じられるような一本です。

アマルフィ産のレモンを中心に、ボタニカルにはトスカーナ産のジュニパーやコリアンダー、リコリス、カッシアの5種類が使われており、蒸留工程で低温でじっくりとボタニカルのアロマを加えることでジュニパーとシトラスのアロマを引き出しています。

見た目の通りレモンをはじめとしたシトラスの味わいを強く感じられるジンで、ロックやジントニックでさっぱりと飲むのはもちろん、マティーニやネグローニといったカクテルにも合います。

CRAFTER’S(クラフターズ) / リヴィコ蒸溜所

バルト海のほとりにある小さな島、エストニアで作られるジン。

エストニアで1898年から続くLIVIKO社が、科学者でジンと自然愛好家のハンナ・カウル夫人とそのチームで創ったプレミアムジンのシリーズがCRAFTER‘Sです。

蒸留機にはクラフターズに大きく貢献した2人の女性にちなんで、マハタとエルフリードと名付けられました。ジンハブまたはジノトリーと呼ばれる研究所を有しているのも特徴。そこで全てのボタニカルをチェックしており、完璧なレシピのために議論と研究が重ねられています。

ボトルに描かれているナンバーは、なんとレシピが完成するまでに作られたサンプルの数だとか!女性と科学の力を感じる、女性をエンパワーメントするジンだと個人的に感じています。

地球上最も美しい空気と言われるエストニアの自然のボタニカルを使い、ヴェロニカの風味が忘れられないドライでフレッシュ、フローラルでジューシーな味わい。ジントニックでさっぱりといただくのがおすすめ。

実はノンアルのクラフトジンもめちゃくちゃ美味しいぞ〜!

でも私の家族、友達、お酒が弱いんだよね〜。とお思いの方。

そんな方にもおすすめできるジンがあるんです。クラフトジンにも、今流行りのノンアルというものが!!!

味はジンですし、お酒が入ってなくてもめちゃくちゃ美味しいのでジュース感覚で気軽に試してみよう。

ノンアルコールジン・ネマ 0.00% スタンダード

農薬で栽培された2種類のバラ(オーバーナイトセンセーション、ゴルムハマディ)とジュニパーベリー、ラベンダー、スパイス、八ヶ岳山麓の源流の湧き水を原料に造られた日本初のノンアルコールジン。

アルコール成分を全く含まず、無添加、保存料ゼロで造られています。そのまま飲むのはもちろん、ノンアルコール・カクテルにしても超美味しい!

Non Alcoholic Yaso Gin(ノンアルコール ヤソ ジン)

原料にアルコールを一切使用せず、完全ノンアルコールのアルコール度数.0.00%でボタニカルの香りを抽出。アルコールが入っていなくてもしっかりと飲みごたえが出るよう何度も試作を重ね、原料の種類や配合にもこだわっています。

香料を一切使用せず、植物を蒸留することで香りを抽出しているため植物本来のアロマが香り、本格的なジンのようなスッキリとしながらも奥深い味わい。

0% Gin & Tonic Gino(ゼロパーセント ジン&トニックジーノ)

渋谷宇田川町のバーで生まれた、ノンアルコールのジントニック。

ジンの原料「ジュニパーベリー」やカルダモン等のスパイスを、擦り潰して加える独自のスタイルによって、ジン本来のフレッシュな香りをダイレクトに感じられ、ノンアルコールにも関わらずまるでお酒のような飲みごたえの、究極のノンアルジン。トニックウォーターが無くても、ソーダを加えるだけで完成するのがお手軽で嬉しい。

バーでしか飲めなかった革命的なノンアルジンを自宅で楽しむことができます!

Siegfried Wonderleaf Non-Alcoholic Gin(ジークフリート ワンダーリーフ ノンアルコールジン)

ドイツ生まれの「ワンダーリーフ・ノンアルコールジン」は、アルコール分0%のノンアルジン。

アルコール分41%の「ジークフリート・ラインラント・ドライジン」を生産するメーカーがエイプリルフールのネタとしてSNSに投稿したところ、問い合わせが殺到したために商品化が実現したという面白いエピソードがあります。

ジュニパーベリー、菩提樹の花、オールスパイスベリーなど18種類の厳選された天然のボタニカルを使用することで、ノンアルでも個性的で強力な香りを作り上げています。トニックウォーターや炭酸水などで割り、もし家に買ってあれば柑橘やハーブの香りをさらに加えて楽しむのがおすすめ。

クラフトジン、どうやって飲めば美味しいの〜!?

さて、気になるジンは見つかりましたか!?香りや味のバリエーション豊かなジンは、飲み方も様々。ジンによって合う飲み方も変わるので、色々試してみよう!

ストレート?ロック?ソーダ?まずは試してジントニック

ジンはこれ!と決まった飲み方は特になく、ストレートでもロックでもソーダでもカクテルでも楽しめるお酒です。ジンに使われるボタニカルの種類で合う飲み方がわかったりもするので参考にしてみてね。

ジントニック

ジンと言えば、一番よく聞くのはジントニックじゃないですか?

ジンをトニックウォーターで割り、ライムなどを添える王道のカクテルです。

爽やかで飲みやすく、苦みと甘みのバランスも良いためフルーツやシトラス系のボタニカルが使われたクラフトジンがよく合います。

ストレートやロックよりも度数も低くなるため飲みやすく、お酒に強くない方やクラフトジン初心者にもおすすめ。

間違いなく美味しいカクテルでどんなジンも大体はジントニックに合うように作られていることが多いので、ジンを飲むときはまずは試して欲しい飲み方です。

ジントニックの美味しさでバーの実力がわかる、と言われることもあるとかないとか…

ジンハイボール

トニックではなく無糖の炭酸でクラフトジンを割ったものがジンハイボール。

クラフトジンは香りや味わいにこだわって作られているので、ソーダだけでも十分に楽しめます。

ジントニックほど甘くないので、ウッディ・スパイス系のボタニカルのジンをドライに飲みたい時にぴったりのカクテルです。

ジントニックほどカロリーも高くはないものの炭酸でお腹も膨れるので、ダイエット中の人にもおすすめ。

ストレート

クラフトジン本来の味を味わいたいなら、何も割らずにそのまま飲むストレートで。

ジンの香りを感じやすいよう、常温で飲む場合が多いです。

クラフトジンはアルコール度数が40%前後のものが多いため、お酒が弱い人はストレートで飲むのは要注意。

必ずチェイサー(お水)と一緒にちまちま飲むようにしましょう。ハーブ、フローラル系など味わいがしっかりとしたボタニカルが使われているジンにおすすめの飲み方です。

ロック

ストレートに大きな氷を入れて、少しずつ溶かして飲む飲み方がロック。

ストレートでは強すぎるけど、しっかりジン本来の味を楽しみたいという人におすすめ。

ストレートと同じくハーブ・フローラル系のボタニカルが使われているジンがよく合います。

トワイスアップ

よく冷えた美味しそうな水

お酒と常温の水を1:1の割合で混ぜるトワイスアップ。

ロックとは異なり温度が下がらないため、よりジンの香りを楽しむことができます。

ストレートほど強くもないので、意外とバランスの良い飲み方かもしれません。

華やかなフローラル系の銘柄など、香りが強いものに適しています。

トワイスアップで飲むなら、ぜひ香りが広がるテイスティンググラスで飲んでみて!

ジンを語るならカクテルは外せない

ご存知の通り、クラフトジンはカクテルにもよく使われるお酒。

ジンのカクテルレシピは全てのスピリッツの中で最も多いと言われるほどの数なのです!

ここでは、ジンが使われる定番カクテルを少しだけご紹介。

ジンバック

材料ジン、レモンジュース、ジンジャーエール、レモン
作り方ビルド

スパイシーなジンジャーエールとレモンジュースを混ぜた酸味と甘みのあるカクテル。

夏っぽくさっぱりとしたカクテルです。

マティーニ

材料ジン、ドライベルモット、レモンピール
作り方ステア

カクテルの王様と呼ばれる王道カクテル。

おじさん世代は007など、映画や有名人に愛されたカクテルとして知る人も多いのでは…?

ベルモットというぶどう酒のリキュールを使い、苦味のある大人な味わいが特徴。

ギムレット

材料ジン、ライムジュース
作り方シェイク

ライムジュースを加えたショートカクテルで、少し甘みのある味わいです。

ギムレットのカクテル言葉は「遠い人を思う」だそうです。エモいよね。

他にもジンリッキー、ジンフィズ、ネグローニ、オレンジブロッサム、ホワイトレディ、フレンチ75などジンを使ったカクテルは多数。

せっかくならジンに合う食事とつまみで

せっかくクラフトジンを飲むなら、おつまみもジンに合うものを用意したいよね。

ジンに合うおつまみ教えちゃいます。

オリーブの酢漬け

ジンの王道カクテルマティーニに使われるオリーブ!

これは間違いないです。酢漬けの酸っぱさも相まってお酒が進む進む。

アルコール度数の強いストレートやロックでジンを味わう時の口直しにもぴったり。

チョリソーや生ハム

同じくしょっぱさが目立つチョリソーや生ハムもジンによく合います。

チョリソーには香辛料も多く含まれるので、スパイスを使ったジンや香り高いジンとの相性もバッチリ。

パルミジャーノチーズ

チーズは基本的にジンによく合うおつまみの王道ですが、その中でもパルミジャーノチーズはイタリア原産のハードチーズで香りが強く、独特なクセとうまみのあるチーズです。

濃厚な味わいがさっぱりとしたジンと相性抜群です。

スパイスカレー

ジンはさっぱりしているのでどんな食事にも合いますが、中でも私が最も推したいのはカレー!

特にスパイスをたくさん使ったスパイスカレーは、複数のボタニカルが使われているジンにぴったりなのです。

辛いカレーを爽やかなジンで流し込むとごくごく飲めちゃう。

飲み過ぎてしまうので、ジントニックなど炭酸で割ったものを合わせるようにしましょうね。

クラフトジン、どこで楽しむ?

ここまでクラフトジンのことがわかったら、飲みたくてウズウズしてきましたね?ということで、ここからはクラフトジンを楽しめる場所を紹介しちゃいます!

ジンバーだけでなく、日本にはジンの蒸留所も最近になってどんどん増えてきました。

マニアなら蒸留所で直接作ったジンを楽しむこともできちゃうのがジンの魅力。

足を伸ばして、好きなクラフトジンを飲みに行こう!

まだまだ拡大中。クラフトジンが楽しめる専門バーに行ってみよう

手軽に色々なクラフトジンを試したいなら、まずはジン専門のバーがおすすめ。

そんなのあるの?と思う人もいるかもしれませんが、意外とあるんです、これが。

取り扱うクラフトジンの種類が多いほど好きなジンを探しやすいし、バーテンダーの方もジンの知識が豊富なので、好みを伝えて一緒に好きなジンを探してもらうと良いでしょう!

【東京/池袋】クラフトジンバー Copain

世界中から800種類ものジンを取り揃えているジン専門バー。

バーテンダーのジェーニャさんは世界のジンギルドに所属している、日本でたった二人しかいないジンの専門家。

その幅広い人脈から、コパンでしか楽しめないレアなジンもあるとかないとか…開放感があって外国チックな店内で、カジュアルにジンを楽しめるのも魅力的。

ぜひ、私と一緒にコパンでジンを飲もう〜!

【東京/渋谷】TOKYO FAMILY RESTAURANT

渋谷の喧騒から少し離れた場所にある、日本最大級の1000銘柄のジンを扱うレストラン。

その名の通り、ジンだけではなく世界中のフードを楽しめるのも魅力です。

この世界各国の料理がまた、ジンに合ってめちゃくちゃ美味しい。

店内にはジン専門のボトルショップやジンの蒸留所もあり、運が良ければジンが蒸留されているところが見れるかも…!

水木金のみの開店なので、行く予定のある方は注意してインスタを確認してね。

【大阪/北新地】バー・ジュニパー

大阪でジンと言ったらこのお店!と知る人ぞ知るジンの専門バー。

その品揃えはなんと600種類!

季節に合ったフルーツや素材でオリジナルのカクテルを作ってくれます。

内装もおしゃれで過ごしやすい空間です。

そして入り口の扉は、なんとワンカップの自販機。非日常的な隠れ家風の演出にも痺れます!

【大阪/大阪天満宮】バー ジュニパー トリニティ

バージュニパーで店長を務めていた髙橋理さんが独立して開業したジンの専門バーです。

国内外のクラフトジンとアロマオイルを使ったカクテルを強みにしており、なんとカクテルのベースとして使われるアロマオイルは店内の蒸留機で水蒸気蒸留したもの!

お酒以外にもノンアルコールカクテルやコーヒー、ハーブティーも楽しめます。

工場や実験室のような店内で、一風変わったジンカクテルを楽しんでみては。

蒸留所なら実際にジンを作るところが見られるぞ!

ジンの蒸留過程を実際に見られる蒸留所も多数あります。蒸留所によってはその場でテイスティングをできるところもあるので、お気に入りの銘柄の蒸留所をぜひチェックしてみよう!

【東京/八王子】東京八王子蒸留所

TOKYO HACHIO GINを作る八王子蒸留所。

世界中の蒸留所を巡った上で、蒸留のプロセスを自動制御する日本初のシステムを導入しています。

代表の中澤さんのこだわりが詰まった蒸留所にはバーも併設されており、バーテンダーが交流できる場となっています。

予約制の蒸留所ツアーもやっているので、気になる方はHPから予約してみては?

【東京/蔵前】東京リバーサイド蒸留所

廃棄されるはずだった酒粕から作ったジンLAST、飲み頃を終えたビールや日本酒を蒸留してジンとして生まれ変わらせたREVIVEなど、エシカルなジンを作っているエシカルスピリッツ株式会社の蒸留所。

2階建てで、1階はオフィシャルストア、2階は料理と合わせてジンを楽しむことのできるバー&ダイニングになっています。

オフィシャルストアでは香水瓶を使ってジンの香りを楽しむことも可能です。

蔵前という街の雰囲気とマッチして、おしゃれですよね。

【北海道/ニセコ街】ニセコ蒸留所

アイヌ語で「続く」という名前を持ち、ヤチヤナギやニホンハッカなど北海道ならではのボタニカルを使ったohoroGINを作るニセコ蒸留所。

自然との共生を大切にするニセコの町に共感し、周囲の保安林に溶け込むようにひっそりと佇む蒸留所です。

ジンだけではなく、現在ウイスキーも蒸留中。

ジンとウイスキーどちらも目にすることができます。

製造エリアでウイスキー・ジンの製造工程を学んだ後、バーカウンターでの有料試飲を楽しむことができます。

【長野/野沢温泉】野沢温泉蒸留所

野沢温泉のメインストリートから歩いてすぐの場所にある、NOZAWA GINを作る野沢温泉蒸留所。

野沢温泉ならではのスピリットを使ったジンは4種類。

約45分の蒸留所ツアー(要予約)や予約なしで4種類のジンのテイスティングを楽しめます。

クラフトバーやギフトショップも備えており、総合的にジンを楽しめる施設になっています。

ジンフリークが集まるイベントに、ぜひ来て〜!

ジンブームの現在、クラフトジンが楽しめるイベントもあります。

開催未定ではありますが、ジンフリークの集まる楽しいイベントをご紹介〜!

ジンフェスティバル東京

ジンに情熱を注ぐ造り手やインポーターの皆様と共にその魅力を発信、ジンというお酒を通じて世界を知り、味わい、繋がって、日本のジンカルチャーの更なる発展を目指すジンフェスティバル。

2021年、2022年に開催され、推定来場者数は2日間でなんと9000人!

かくいう私も2022年に参加しましたが、会場はジンが大好きな人たちの熱気であふれとても充実感のあるイベントでした!

実際にジンの試飲ができるのはもちろん、ジンに合うフードを食べてまったりしたり、ジンの歴史も学べるジンラバーには必見のイベントです。次回開催が待ち遠しい〜!

自宅でも気軽にクラフトジンを楽しもう

さあさあここまでは外でクラフトジンを楽しめる場所を紹介してきました。

でもお気に入りのクラフトジンさえあれば、当然お家でも家飲みを楽しめます!

日本最大のラインナップを誇る、ジンラバー必見通販サイト「GIN BOTTLE SHOP」

ジンの専門店として紹介したTOKYO FAMILY RESTAURANTを運営する株式会社フライングサーカスが手がける通販サイト。

国別でジンを探せるほか、ソーダやトニックも買えちゃうので気軽に宅飲みを楽しめるね。

ここを見れば気になるジンが必ず見つかるはず!

https://ginbottle.shop

ジン以外のお酒も見たいならココ!細かい条件から探せる通販サイト「saketry」

スコッチモルト販売株式会社が運営する通販サイト。

ジンだけではなくウイスキーやラムも取り扱っていますが、ジンの品揃えもかなり豊富。

アルコール度数や原産国など細かい条件で絞り込みができるのも嬉しいポイント。

https://www.saketry.com/all/gin

まとめ

クラフトジンのおすすめや楽しみ方を徹底的に紹介しました!

私の愛するクラフトジンの魅力、伝わったでしょうか?

この記事をここまで読んでくれたあなたは間違いなく今日からジンラバーです。

クラフトジンは自由度が高い分、ハマったら抜け出せない奥深〜〜い世界。

スピリッツやボタニカルでも全然違うし、飲み方やバーテンダーさんによっても全く味わいが変わってくる。この世にあるクラフトジン全てを味わい尽くすのは、1000年かかっても無理そう。。

だからこそ、好きなジンや飲み方を見つけて、ジンを好きな人たちと情報交換したいのです。

ジンラバーのみなさん!ぜひ、Ginyaメディアで一緒にジンを語りましょう!